踵の角質が自宅でつるつるに

踵のカサつきの原因とは

 

 

踵の角質層(角層)は、皮膚のいちばん外側にあり、角質細胞と細胞間脂質(セラミド)で形成されています。

 

 

肌の潤いを保つのに大きな役割を果たしているのが、角質細胞に含まれる天然保湿因子と細胞間脂質(セラミド)です。正常な角質層は、角質細胞が15~20の層になっており、その理想的な薄さは0.02~0.03mmです。

 

 

角質層内を理想の水分量に保つには、この状態を維持し、保湿因子や細胞間脂質(セラミド)が満たされやすくすることです。

 

 

また、そのことによって肌の生まれ変わりもスムーズになるので、潤いがありキメの整った健康的な肌になります。

 

 

潤いのある踵に対し、カサついている踵はかなり分厚く、荒れた表面をしています。この状態を角質肥厚と呼びます。角質肥厚の状態になると、肌表面が乾燥して、肌あれが起こります。

 

 

これは、角質層内に存在する天然保湿因子やセラミドが不足するのが原因です。また、この状態は肌が元々持っているバリア機能を低下させ、肌の生まれ変わるサイクルをも乱してしまいます。

 

 

踵のカサつきの原因として考えられることには、次のようなものがあります。まず、角質がはがれ落ちる機能が低下すること。これは、加齢やストレス、紫外線などの原因により肌の再生力が衰えてくると起こります。

 

 

結果として、古くなった角質がどんどん溜まって行き、カサつきの現象を起こします。次に考えられるのは、疲れやストレスが溜まることによって体内ホルモンのバランスを乱すことです。

 

 

ホルモンのバランスが乱れると肌の新陳代謝やバリア機能の低下を引き起こし、角質肥厚の状態となってしまいます。また乾燥は、角質肥厚の原因になります。とくに、空気の乾燥する冬場などは、踵のカサつきが起こりやすくなります。